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《第30回》
遺伝子検査で、あなたの疾患リスクを評価
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メタボ検診、もう受けられましたか? 検診は、すでに始まっている病気の兆しを見つけるきっかけ、では遺伝子検査は?
そうです、動脈硬化、酸化ストレス、肥満やメタボリック症候群、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症など、あなたが持っている遺伝的な体質を調べる検査です。 |
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日本人には糖尿病が多いと云われています。それがある遺伝子(通称:肥満遺伝子)に関係していることが分かってきました。
この肥満遺伝子は、少ないカロリーで生きていくことができる遺伝子(日本人の30%が持っていると云われています)、かつての食糧事情の悪かった日本ではこの遺伝子を持っているほうが子孫を残しやすかったわけです。
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また、日本人には高血圧も多いですよね。これも(通称:高血圧遺伝子)、わずかな塩分で一定の血圧を維持できるという遺伝子のしわざ、これもかつての日本では有利に働く遺伝子でした。日本人は約96%の方が持っていると云われています。
ただ、そのような遺伝子を持っている方すべてが、そのようは病気を発症するわけではありません。つまりは、遺伝要因に加え、生活習慣も非常に大切です。 |
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この検査は、あなたが持っている、肥満、酸化ストレス、血管障害・血圧、脂質代謝、インスリン抵抗性、血栓、免疫・炎症、骨粗しょう症などの遺伝子を調べ、それを考慮した上で推奨される摂取カロリー、栄養バランス、運動メニュー、生活習慣をお示しし、その方に合った疾患予防のアドバイスをするプログラムです。
遺伝子は生涯変わらないので、遺伝子検査は一生に一度で十分です。血液検査のみで、約1ヶ月で結果がでます。費用は実費で35,000円です。
遺伝子情報を知って、疾患予防に努めましょう・・・もう100歳も、夢じゃない。 |
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