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心臓カテーテル検査から冠動脈CT検査

《第17回》

何がわかるの?  : 腹部超音波検査

超音波検査は、体内に向けて発信した超音波(高い周波数の音波)の反射波を利用して、画像として臓器を調べる検査です。患者さんにはほとんど苦痛がなく、放射線障害などの心配のない安全性が特徴です。腹部、血管、心臓などの検査が一般的で、特に腹部は、肝臓、胆道(胆のう、胆管)、すい臓、腎臓などのスクリーニング検査としてよく用いられています。


1)肝臓 : 脂肪肝・・・肝臓の細胞に主に中性脂肪が過剰にたまった状態です、肝臓が白っぽく光って映るのですぐに診断できます(いわゆるホアグラ状態です)。無症状ですが、肝臓機能に異常がでることも多く、要注意の疾患です。その他、液体のたまった袋が出来る肝のう胞、肝臓腫瘍(肝血管腫、肝臓がんなど)が見つかることがあります。
2)胆道 : 一般的によく聞く、胆石、胆のうポリープや腫瘍性病変(胆のう腫瘍、胆管腫瘍など)などが超音波で診断可能です。
3)すい臓 : すい臓は全体を見ることが難しいので、主に膵液の流れるすい管の形態の変化を観察し、すい石、すい臓がんを含めた腫瘍性病変を診断します。
4)腎臓 : 腎炎などは画像的には診断できませんが、腎のう胞、腎結石、水腎症、腎臓がんを含めた腫瘍性病変の診断に優れています。



このようにおなかの病気の診断に威力を発揮する超音波検査、年に1度は検診として受けておきたい検査です。

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