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心臓カテーテル検査から冠動脈CT検査

《第12回》

~心臓カテーテル検査から冠動脈CT検査~


胸の痛みが起こる代表的な疾患に、皆さんもよくご存知の 狭心症 があります。




狭心症は、心臓を養う冠動脈という血管が狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が行きわたらなくなり起こります。いままでに経験したことのない激しい胸の痛みが突然起こるのが一般的ですが、胸がしめつけられるような感じ、胸の不快な感じ、胸焼けのよう、肩こり、歯の痛み、のどの痛み、胃の痛みのようであったりと痛みの感じ方はさまざまです。


以前ならこのような症状の方には心臓カテーテル検査をおすすめしていました。
細いカテーテルという管を動脈の中に進め、冠動脈に造影剤を注入して調べる検査です。簡単に書きましたが・・・・・局所麻酔をしたり、検査終了後に安静にしている時間が長かったり、少ないですが合併症があったりと、結構大変で、やはり入院して行う検査でした。



ところが最近、高性能のマルチスライスCTが登場して、冠動脈をCT検査で観察することができるようになりました。造影剤を使って検査する通常のCT検査とほとんど同じで、約30分で検査は終了、どうぞそのまま帰ってください・・・こんな感じです。
費用は1割負担の方で4000-5000円程度、これで狭心症の検査のしきいが随分低くなるかも知れませんね!







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